下北ジオパーク

しもきた

下北ジオパーク

問合せ:
下北ジオパーク推進協議会
0175-22-1111(むつ市役所内)
恐山・仏ヶ浦の景観や、マグロなどの食、
文化や信仰が生まれた背景には
地域や日本の成り立ちが関わっています
背景まで楽しめる日本ジオパーク認定地域です
このページでは下北の大地について紹介します
たとえば恐山菩提寺は
約30万年前の火山活動によって造られた
カルデラ(盆地)の中にあります
宇曽利湖はカルデラに水が溜まった
カルデラ湖です
恐山を包む硫黄の匂いや
立ち昇る白煙、荒涼とした風景は
今も噴気活動が続いている事を示しています
恐山カルデラ
続いて大間崎から見える弁天島
約1200万年前に噴火した海底火山の溶岩で
できています

この岩(流紋岩)はとても堅い為
流れの速い津軽海峡の荒波にも負けず
島として残ったのです
大間 弁天島
下北で最も古い地層は
尻屋崎周辺の岩や山々で

三畳紀からジュラ紀に
(2億5100万~1億4500万年前)
生きていたサンゴなどの化石が固まった
堆積岩(石灰岩やチャート)でできています
尻屋崎周辺
マグマがゆっくり冷えて固まる事で
できる岩の1種、閃緑岩
尻屋崎の閃緑岩は白亜紀
(1億4500万年前~6600万年前)
のモノと言われ
この岩も、とても堅いので
灯台の土台に適していました
尻屋埼灯台
仏ヶ浦は約1500万年前の
海底火山噴火の際に
降り積もった火山灰が固まってできた
凝灰岩でできています

間近で見ると、仏ヶ浦の岩はとても大きく
次に紹介する ちぢり浜の岩と比べると
火山活動の規模の違いがよく分かります
仏ヶ浦
下風呂温泉の近くにある ちぢり浜
約300万年前の凝灰岩が見られます

この写真では、火山活動で地層上部が削られ
その火山噴出物が固まり岩となった様子が
見てとれます
ちぢり浜ではポットホールも見られます
干潮の時間帯に行くと
海の生物を観察することができます
満潮・干潮の時刻 気象庁
脇野沢の鯛島は
枕のような形の溶岩など
水中でできる火山岩が見られることから

海底火山の噴火でできた岩が徐々に削られ
今の形になったと考えられています
その噴火は約1200万年前との事です
鯛島
マグマが冷えて固まる際に
柱のような形になったものを
柱状節理と呼びます

大間町と佐井村の境に
柱状節理を見られる場所があり
この岩が材木のように見えた事から
この地区は「材木」という地名が付きました
柱状節理は願掛岩でも見られます

佐井村と仏ヶ浦の途中にある願掛岩は
海抜100mにも及ぶ巨大な流紋岩で
約1000万年前に出来たと見られています
津軽海峡に面して東西約8km
北部海岸と呼ばれる場所があります

ここでは高さ20mの地層が見られ
地層の上側は約12万年前
下側は約40万年前のもので
生物の巣穴の跡が化石として残っています
北部海岸
標高878m、むつ市内を臨む釜臥山は
約80万年前の噴火により出来ました
その釜臥山から流れてきた土砂が
海流に運ばれ形づくられたのが芦崎です
芦崎の地下から約4300年前の地層が
見つかっており、恐らく6000年前に
出来始めたと考えられています
年表にまとめると、このようになります
年代はおおよそのもので
今後の研究によって
数値は変わることがあります
三畳紀~白亜紀尻屋崎周辺
約1500万年前仏ヶ浦
約1200万年前弁天島
約1200万年前鯛島
約1000万年前願掛岩
約300万年前ちぢり浜
約80万年前釜臥山
約40万~12万年前北部海岸
約30万年前恐山のカルデラ
約6000年前芦崎
もっと詳しく知りたい方は
下北ジオパーク公式サイトもご覧ください
http://shimokita-geopark.com/
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